METSオフィスは、東京都内の住所が月額270円(税込)〜と格安で利用できるバーチャルオフィスです。
全拠点が自社ビル直営のため、余分な上乗せコストがかからず、拠点の閉鎖のリスクが低い点が最大の魅力です。
今回はMETSオフィスの料金プランやメリット・デメリットについて詳しく解説します。
METSオフィスとは?
METSオフィスの概要と料金
おすすめ度:
- 【開設日数】審査期間 当日〜3営業日
- 【最低利用期間】3ヶ月
- 【更新期間】1ヶ月、12ヶ月
プラン | 初年度総額 | 月額料金 | 入会金 | 保証金 | 住所利用 | 法人登記 | 郵便受取 | 郵便通知 | 電話転送 | 電話代行 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ライトプラン | 7,090円〜 | 270円〜 | 3850円 | 0円 | ◯ | × | × | × | × | × |
ネットショッププラン | 10,450円〜 | 550円〜 | 3850円 | 0円 | ◯ | × | ◯※ 来店受取・保管不可・到着通知なし・すべて即時転送(実費+550円)される
|
× | × | × |
ビジネスプラン | 17,050円〜 | 1100円〜 | 3850円 | 0円 | ◯ | × | ◯ | ◯ | × | × |
ビジネスプラスプラン | 21,010円〜 | 1430円〜 | 3850円 | 0円 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | × |
METSオフィスは、東京都心の駅チカハイグレードビルの住所が借りられるバーチャルオフィスです。
不動産事業70年以上の実績を持つ運営会社が、自社所有のビルのみを活用して運営しています。
METSオフィスには4つのプランがあり、最下位プランでは月額270円(税込)〜と格安で住所が利用できます。
どちらかというと個人事業主向けのプランが多いバーチャルオフィスですが、法人登記したい方向けの「ビジネスプラス」プランも提供されています。
METSオフィスで利用できる住所・店舗

全オフィスが自社ビルで、詳細住所は公開されていませんが、いずれも好立地です。
なお、電話オプションや専用ポスト・受付社名表示など、店舗によって可否が異なる点に注意。
METSバーチャルオフィスの主要な店舗
METSバーチャルオフィス 新宿三丁目店 |
東京都新宿区新宿5丁目 |
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METSバーチャルオフィス 日本橋兜町店 |
東京都中央区日本橋 |
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METSバーチャルオフィス 新宿御苑店 |
東京都新宿区新宿1丁目 |
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METSバーチャルオフィス 赤羽店 |
東京都北区赤羽1丁目 |
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METSオフィスの運営会社
METSオフィスの運営会社は、1950年に創業し、70年以上にわたり不動産事業を手がけてきた「オリンピア興業株式会社」です。
バーチャルオフィスに加え、レンタルオフィスの提供も行っており、そのほかコンサルティング業や介護事業など、多岐にわたる事業を展開しています。
会社名 | オリンピア興業株式会社 |
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本店所在地 | 東京都新宿区新宿1丁目36番2号 |
主な事業 | ・不動産管理業・不動産買取仲介業 ・コンサルティング業 ・介護事業 |
設立日 | 1964年 ※創業は1950年 |
METSオフィスの提供プラン・サービス詳細
METSオフィスの提供プラン・サービス詳細は以下の通りです。
METSオフィスでは、多くのプランで「住所利用」や「郵便物転送」など、バーチャルオフィスとして必要最低限なサービスが提供されています。
また、「03発着信サービス」や「電話代行サービス」などのオプションも、提携された外部サービスに契約することで利用できます。
METSオフィスの基本プランには「ライト」「ネットショップ」「ビジネス」「ビジネスプラス」の4種類がありますが、個人から法人への移行(法人成り)を2ヶ月以内に目指す方に特化したオプションプラン「会社設立サポート」も用意されています。
料金 | ||||
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プラン名 | ライト | ネットショップ | ビジネス | ビジネスプラス |
入会金など | 3850円 | 3850円 | 3850円 | 3850円 |
保証金 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額料金 | 270円〜 | 550円〜 | 1100円〜 【月一転送コミ】1,375円〜 |
1430円〜 【月一転送コミ】1,540円〜 |
住所利用(HPなどで掲載) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
法人登記 | × | × | × | ◯ |
郵便物受け取り | × | ◯※ 来店受取・保管不可・到着通知なし・すべて即時転送(実費+550円)される
|
◯ | ◯ |
郵便物受け取り通知 | × | × | ◯ | ◯ |
郵便物来店引き取り | × | × | ◯ | ◯ |
郵便物転送料金 | × | 郵送料+転送手数料550円 /回 | 即時転送:1,023円 / 回〜 週末転送、月末転送:693円 / 回 |
即時転送:1,023円 / 回〜 週末転送、月末転送:693円 / 回 |
電話転送 | × | × | × | × |
電話代行 | × | × | × | × |
その他 | ||||
プラン名 | ライト | ネットショップ | ビジネス | ビジネスプラス |
会議室利用 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
有償オプション | ー | 貸し会議室、専用ポスト、受付社名表示、宛名追加、※外部提携サービス(03発着信、電話代行、インターネットFAX) | ||
公式サイト |
METSオフィスの評判・口コミ
METSオフィスの良い評判・口コミには、「駅前のわかりやすい場所に立地している」「施設が清潔に保たれている」といった声がありました。
METSオフィスでは、公式サイト上に詳細な住所は公開されていませんが、全拠点が最寄駅から徒歩5分以内の好立地にあると記載されています。
「郵便物を直接受け取りたい」「貸し会議室を頻繁に利用したい」と考えている方にとってはメリットと言えるでしょう。
- 駅前のわかりやすい場所に立地している
- 施設が清潔に保たれている
- お問い合わせからの返答がスピーディーだった
一方、良くない評判・口コミとしては「郵便物が届かなかった」といった声がありましたが、こちらに関しては郵便サービス側のミスである可能性も考えられるため、METSオフィスに限らず、他のバーチャルオフィスでも起こりうると言えます。
- 郵便物が届かなかった
METSオフィスと他社の違い(下位プランで比較)
METSオフィスと他社の下位プランを比較すると、月額料金においてはMETSオフィスが圧倒的に安価であることがわかります。
しかし、下位プランでは「住所利用(掲載)」のみが利用できるため、GMOオフィスサポートの「転送なしプラン」と同様、郵便物の受け取りが不要な個人事業主・フリーランスにおすすめのプランと言えます。
一方で、METSオフィスは住所の選択肢が東京都内に限られており、オプションサービスの種類も他社に比べて少ない点がデメリットです。
GMOオフィスサポート | DMMバーチャルオフィス | レゾナンス | ワンストップビジネスセンター | ユナイテッドオフィス | サーブコープ | Karigo | アントレサロン | リージャス | METSオフィス | |
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転送なしプラン | ミニマムプラン | バーチャルオフィスコース(月1回転送) | エコノミープラン | MAIL BOXプラン | 貸し住所パッケージ | ホワイトプラン(個人名) | バーチャルオフィスプラン | メールボックス・プラス | ライトプラン | |
最低利用期間 | 1年間 | 1年間 | 1年間 | 1年間 | 1ヶ月 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | 6ヶ月 | 1ヶ月 | 3ヶ月 |
入会金 | 0円 | 5,500円 | 5,500円 | 10,780円 | 5,500円 | 0円 | 5,500円 ※拠点で変動 | 0円 | 契約拠点に要確認 | 3,300円 + 550円(事務手数料) |
月額料金(最低価格) | 660円 | 660円 | 990円 | 5,280円 | 2,310円 | 8,800円 ※拠点で変動 | 3,300円 ※拠点で変動 | 4,180円 | 5,900円 ※拠点で変動 | 270円〜 |
住所利用(掲載) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ |
法人登記 | × | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◯ | ◯ | × |
郵送物来店受け取り | × | △ ※返品/返送/税金関連書類のみ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
郵送物転送 | × | 週1回 | 月1回 | 週1回 | 週1回 | 頻度は選択制 | 頻度は選択制 |
△※ オプションにて提供(転送頻度週一回)。月額2,200円(税込)+送料
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契約拠点に要確認 | × |
郵送物転送料金 | ー | 330円(150g以内) | 330円(100g以内) | 無料(100g以内) | 実費 | 契約オフィスに要確認 | 実費 | 月額2,200円(税込)+送料 | 契約拠点に要確認 | ー |
METSオフィスはこんな方におすすめ
- 東京都内で住所だけ欲しい個人事業主・フリーランス
- 拠点閉鎖リスクの低いバーチャルオフィスを探している方
METSオフィスは、自社ビル直営という強みを活かし、国内最安級の価格で東京一等地の住所が利用できるバーチャルオフィスです。
サービス内容は必要最低限に絞られていますが、開業届に記載する住所だけを確保したい個人事業主・フリーランスにとっては、必要なものだけを無駄なく低コストで利用できます。
一方、電話系オプション等は自社サービスとしては提供されておらず、外部サービスに契約する必要があります(※別途審査が必要になることもあり)。
サービス充実度を求める方や、東京都以外の住所を借りたい方は、他社バーチャルオフィスを検討するのが良いでしょう。
METSオフィスを利用するデメリット
METSオフィスを利用するデメリットは以下の通りです。
- 選択できる拠点の数が少ない
- オプション利用の際は外部のサービスと別途契約する必要がある
選択できる拠点の数が少ない
1つ目は選択できる拠点の数が少ないという点です。
2025年5月現在、METSオフィスでは東京都内の「新宿三丁目」「日本橋兜町」「新宿御苑」「赤羽」の4拠点のみが提供されています。
そのため、利用対象となるユーザーは東京都内に住所を借りたい方に限られ、他地域での利用を希望する方には不向きと言えます。
また、東京都内に住所を借りたい方であっても、全METSオフィス会員と、これら4つの拠点の住所を共有することになるため、住所が他の方と被りやすくなるのもデメリットと言えます。
オプション利用の際は外部のサービスと別途契約する必要がある
2つ目は、オプション利用の際は外部のサービスと別途契約する必要があるという点です。
METSオフィスでは、「03発着信」や「電話代行」、「インターネットFAX」といったオプションが用意されていますが、METSオフィスのサービスとしてではなく、提携しているサービスにて別途契約する必要があります。
そのため、利用には別途契約手続きが必要となり、サービスによっては審査が必要になる場合もあるため、やや手間がかかるのがデメリットです。
METSオフィスを利用するメリット
- 月額270円から利用できる
- 全拠点が自社ビルのため拠点閉鎖のリスクが低く安心して利用できる
- 会社設立サポートが受けられる
月額270円から利用できる
1つ目は、月額270円から利用できるという点です。
価格面だけで比較すると、METSオフィスの下位プランは他社の同等プランより圧倒的に安価に利用できます。
そのため、コスト重視の方で下位プランに含まれるサービス内容で十分という方にとっては、最適な選択肢と言えます。
全拠点が自社ビルのため拠点閉鎖のリスクが低く安心して利用できる
2つ目は、全拠点が自社ビルのため拠点閉鎖のリスクが低く安心して利用できるという点です。
METSオフィスは全拠点が自社所有ビルのため、転貸形式で運営されているバーチャルオフィスのように、「事業全体としては黒字でも、採算が取れない拠点は撤退」といったリスクがほとんどありません。
また、運営会社は創業70年に渡って、不動産事業を営んできた経験・実績を持つ老舗企業であるため、安定した運営体制にも信頼が持てます。
一度、開業届や法人登記で住所を登録した後に、住所を変更するとなると各種手続きに手間や時間がかかります。
そのため、あらかじめ拠点閉鎖のリスクが低いバーチャルオフィスを選んでおきたい方はMETSオフィスを検討すると良いでしょう。
会社設立サポートが受けられる
3つ目は、会社設立サポートが受けられるという点です。
METSオフィスではオプションプランとして、2ヶ月以内に個人から法人成りを目指す方のサポートに特化した「会社設立サポート」が提供されています。
このプランでは、法人設立日までフリーレント付きで、銀行口座の開設や電話番号の取得などのサポートが受けられるため、初めての法人設立で不安な方でも安心して準備を進めることができます。
METSオフィスを利用する流れ
METSオフィスを利用する流れは以下の通りです。
STEP. 1:申込み・必要書類の提出
まずは公式サイトのお問い合わせフォームより、申込み手続きを行います。
フォームが送信されると自動返信メールにて必要書類に関する案内が届くので、案内に従って必要書類を提出します。
STEP. 2:審査・支払い方法の追加
必要書類の提出が終わると、審査(当日~3営業日)が行われます。
審査に無事追加すると、支払い方法(クレジットカード)を登録します。
無事に決済が完了すると、「利用契約書」がメールで届きます。
STEP. 3:住所確認書留の受け取り・サービス利用開始
郵便サービスを利用する方のみ住所確認書留が登録住所に届くので、こちらを受け取ります。
こちらの書留の受け取りが完了した時点で全てのサービスが利用できます。
まとめ
今回は国内最安級バーチャルオフィス「METSオフィス」のプラン内容や特徴について詳しく解説しました。
METSオフィスは格安バーチャルオフィスに分類されますが、自社ビル直営の拠点を活用した無理のない安定した運営が行われているため、拠点閉鎖のリスクが少なく安心して利用できるのが最大の特徴です。
ご興味を持たれた方は、ぜひ利用を検討してみてください。
今回は以上になります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。